Look Good， Feel Good， Play Good： Nike Apparel ハードカバー

女性スポーツウェアの歴史を初めてヴィジュアルで体系的に示し、過去50年にわたってNike(ナイキ)が果たしてきた重要な役割を明らかにする一冊です。
本書はナイキのスポーツウェアが女性にとってどのような意味を持つのかを考察します。女性がどんな服を選び、なぜそれを着るのかに焦点を当てています。対象はプロのアスリート選手から競技を志すアマチュアまで幅広く、マラソンなど競技で走る人から、通勤や買い物など日常の外出でスポーツウェアを着る人まで含みます。また、トラックやフィットネススタジオといったパフォーマンスの場から、オンラインの世界や街角に至るまで、私たちが服をどのように使っているかも取り上げます。
Look Good, Feel Good, Play Goodは、スポーツ史における5つのデザイン原型―ウォームアップ、ジャージ、レギンス、スポーツブラ、ショーツを通して、女性と衣服の関係をビジュアル化しています。豊かな物語性と歴史性、そしてNikeの充実したアーカイブに裏付けられた本書の図版は、1980年代初頭に遡るナイキのカタログの復刻、時代写真と現代写真、スケッチ、広告、素材見本、シーズンごとのカラーパレット、オリジナルのデザイン提案や特許、ロゴ、製品・キャンペーン写真など、多彩な資料を網羅しています。
各章ではNikeのアスリートやトレーナー、その他の協力者へのインタビューと、文化的論者による示唆に富んだテキストを掲載しています。350ページを超える本文と575点の図版を通じて、本書は女性向けスポーツアパレルの発展を可視化するだけでなく、あらゆる文脈において「女性と自認するアスリート」が最も力強く感じられる可能性を示しています。

寄稿アスリート（登場者）：
Dina Asher-Smith、Scout Bassett、Joan Benoit Samuelson、Sue Bird、Deyna Castellanos、Chandra Cheeseborough、Anna Cockrell、Shelly-Ann Fraser-Pryce、Kirsty Godso、Xochilt Hoover、Rayssa Leal、Tatyana McFadden、Naomi Osaka、Megan Rapinoe、Sha’Carri Richardson、Caster Semenya、Dawn Staley

エッセイ寄稿者：
Dal Chodha（Archivist Addendum編集長）
Michelle Millar Fisher（ボストン美術館／Museum of Fine Arts, Bostonで現代装飾美術のWornickキュレーターを務める）
Heather Radke（エッセイスト、ジャーナリスト、Radiolabの寄稿編集者兼リポーター）
Samantha N. Sheppard（コーネル大学 映画・メディア学 准教授）
Natalie E. Wright（デザインと障害の歴史研究者）