Signals： How Video Transformed the World ソフトカバー

映像作品は今やどこにでもあります。1960年代に消費者向けメディアとして登場して以来、私たちの意見や政治、社会を形作ってきました。スマートフォンやパソコンの画面、壁や街角に至るまで、映像は新たな空間や体験を生み出し、ミームや嘘、熱狂、そして事実を広めています。言い換えれば、映像は世界を変革したのです。
ニューヨーク近代美術館（MoMA）のコレクションからの作品を中心に構成された本展覧会カタログは、約30年ぶりとなるMoMAの映像アートに関する主要な出版物であり、アーティストたちが映像の可能性を支持しつつも問い直してきた様々な側面を探ります。新たなコミュニケーションのネットワークや民主的な関与、公的参加の創出を目指す者もいれば、情報や視覚、そして真実そのものに対する商業的・国家的支配に抗議する者もいます。
Erika Balsom、Aria Dean、David Joselit、Pamela M. Lee、Glenn Ligon、Ravi Sundaramといった著名な学者やアーティストによる豊富な図版を伴うエッセイが、映像の多様なフォーマットや文脈、そして世界的な広がりを浮き彫りにします。
『Signals』は、映像が生活のあらゆる側面に浸透した現代を理解するための手引きとなる一冊です。
全188ページ、図版323点収録。
編集：Stuart Comer、Michelle Kuo
寄稿：Aria Dean、Erika Balsom.